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【終了】自主企画|2024.9/4 「世界」と対蹠(たいせき)vol.1 At 外(京都)

2024年9月4日(水)

 《「世界」と対蹠(たいせき)vol.1》


[レコード寄席]

「ワールド・ミュージック・ブーム、とは?!」

田口史人(円盤)× スペシャルゲスト


[Live]

中川裕貴(ワールドミュージックセット???)


 

 

開場 19:00 開演 19:30

予約/当日 1,500円


WEB予約:

 


 

<レコード寄席「ワールド・ミュージック・ブーム、とは?!」について>


アナログからCDへの転換期に爆発的なブームを呼んでいた「ワールド・ミュージック」。アフリカ、アラブ、インドなどの非西洋圏の音楽が80年代に急激に注目を浴び、日本のバブル期にその人気は絶頂を迎えました。その日本でのブームを牽引した名盤、その成果により生まれた日本の「ワールド・ミュージック」作品を聞きます。その上で、ワールド・ミュージックは日本で「ブーム」で終わりましたが、世界的には定着していった音楽状況でもあり、その差はどうして生まれたのかにも迫ります。CDもたくさんかけます。


<イベント概要>


2024年9月に田口さんをお招きしてリスニングとトーク、そして少しライブのイベント”「世界」と対蹠(たいせき)”の第1回目 を京都・外で開催します。


個人的な話をすると、2021年の夏頃に個人的に体調を崩し、それ以降ある時まで「現代」に対応するような音楽の類が耳や体に受け入れられなくなった時期がありました。 そしてその時、自分が辛うじて聞いていた音楽は所謂「ワールドミュージック」で、より具体的にはフランスのレーベル「ocora」からリリースされている録音でした。このレーベル=ocoraのワールドミュージックのほとんどはいわゆる「現地録音」と呼ばれる様々な民族の演奏を現地で録音したものによって構成されています。


しかし私のこの個人的なリスニング事情とは関係なく、そこから遡ること30年ほど前、90年代の東京において、ワールドミュージックの大きなムーブメントがあったということを田口さんから教わりました。


レコード寄席について、田口さんからその概要を聞くと、それは私が体調崩した時に聞いていた「世界の音楽」とは異なるものであるように思いましたが、90年代に「世界の音楽」が日本という国に紹介され、ある情熱を持って受け入れられ、または誤解され、そしてその後の日本の音楽に影響を与えたということを知りました。 また「ワールドミュージック」は今、私にも大きな影響を与えています。


私の中にある世界の音楽。そして今ある世界、かつての世界、変わりゆく世界の情勢について。


このイベントではある時期の非西洋圏の録音を中心に聴きながら、そしてそこに少しライブ演奏(独学で習得したチェロ演奏)を交えながら、この世界と、対蹠(=向かい合わせた足の裏のように、二つの物事が全く反対の関係にあること)について想いを巡らせたいと思います。 ―― 中川裕貴 

 

田口史人

1967年神奈川県横浜市生まれ。滋賀県彦根市在住。

古書店の半月舎とともに山の湯に入居しているレコード店、円盤店主。

音楽レーベル「円盤」、出版「リクロ舎」を主宰し、これまでにCDやレコードは300タイトルほど、書籍30冊ほどを企画出版。


90年頃から音楽ライターとして活動。同時に各レコード会社での新作、旧音源の復刻CD企画制作を始め、これまで200タイトル以上に携わる。


現在は店の営業と平行して、全国各地で「レコード寄席」という出張トークショウを行っている。


著書に「レコードと暮らし」(2015 夏葉社)、「日本のポータブル・レコード・プレイヤーCATALOG」(2015 立東舎)、「二◯一二」(2016 円盤)、「あんころごはん 」(2021年 リクロ舎)、「日本フォーク&ロック・アルバム大全」(1996 音楽之友社 共著)、「喫茶ロック」(2000年 ソニー出版 共著)など。


  

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