音楽製作|森村泰昌「ノスタルジア、何処へ。」―美術・文学・音楽を出会わせる― @大原美術館
- Yuki Nakagawa
- 10月2日
- 読了時間: 2分
令和7年秋の有隣荘特別公開
森村泰昌「ノスタルジア、何処へ。」―美術・文学・音楽を出会わせる―
2025年10月7日(火)~11月9日(日)
※会期中10月20日、27日(いずれも月曜日)休館
<開場時間>
本館|9:00~17:00(16:30入館締切)
有隣荘|10:00~16:00(15:30入場締切)
児島虎次郎記念館|10:00~17:00
<概要>>
セルフポートレイト作品を通じて、『「私」とは何か』について問い続けてきた美術家・森村泰昌による、<令和7年秋の有隣荘特別公開 森村泰昌「ノスタルジア、何処へ。」 ―美術・文学・音楽を出会わせる―>を開催いたします。
大原美術館との出会いによって、美術家・森村の「私」的な眼差しは何を見つめたのか。その眼差しの旅を、大原美術館の本館、有隣荘、児島虎次郎記念館の3カ所を巡りながら体験していただく、「回遊式の展覧会」です。
それぞれの景観を壊すことなく、むしろ寄り添う姿勢を保ちながら、「美術」「文学」「音楽」が分かちがたく結びついていた在りし日の日本文化の可能性を、分断の時代と言われる現代にいかに活かせるかを探ります。
※展覧会自体の詳細は下記リンクよりご覧ください。
<コメント>
10月7日より倉敷の大原美術館で開始する美術家・森村泰昌さんの展覧会「ノスタルジア、何処へ。」―美術・文学・音楽を出会わせる―に参加します。この展覧会は大原美術館に関連する3つの施設で開催。私は有隣荘での第2章「あやとり、赤い糸(美術×音楽)」に関わっています。
有隣荘、そして森村さんの作品のために作曲した音楽が会期中にこの場所で流れます。なお、有隣荘は大原美術館の創設者・大原孫三郎の私邸であり、倉敷の近代建築を代表する建物です。年2回しか公開されない場所で、外観、そして何より内部が本当に素晴らしいので是非この機会にお越しください。
展覧会では有隣荘で実際に使用されていた約100年前のスピーカーから音楽が再生されます。公式サイトにもありますが、大原家は1970年万博にも大きな関りがありました。今回は森村さんからのオーダーも踏まえ、大原家と万博の周りで「かつて生まれた音楽」を念頭に、自身のチェロに落とし込んでいます。
ノスタルジア=異郷から故郷を懐かしむこと。かつてとは異なる場所から、かつての場所と時間を眼差し/聴き、そして今に落とし込む。森村さんとは2022年の「森村泰昌:ワタシの迷宮劇場」京都市京セラ美術館 東山キューブでご一緒して以来のコラボレーションとなります。
この場所でしか生まれ得ない空気が流れていると思います。倉敷は関西からも以外と近いので、是非秋の遠足と併せてご高覧ください。





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