中川裕貴|Yuki Nakagawa
中川裕貴は1986年生まれ、三重/京都在住の音楽家。チェロを独学で学び、そこから独自の作曲、演奏
活動を行う。人間の「声」にもっと近いとも言われる「チェロ」という楽器を使用しながら、同時にチェロを打楽器のように使用する特殊奏法や自作の弓を使用した演奏を行う。音楽以外の表現形式との交流も長く、様々な団体やアーティスト(烏丸ストロークロック、森村泰昌、渡邉尚など)への音楽提供や共同パフォーマンスも継続して行っている。また2022年からは音楽家・日野浩志郎とのDUOプロジェクト「KAKUHAN」がスタートしている。
近年の単独でのコンサート活動として、「ここでひくことについて(2019)」@京都芸術センター、「アウト、セーフ、フレーム(2020)」@ロームシアター京都サウスホール(ロームシアター京都×京都芸術センター U35創造支援プログラム“KIPPU”)などがある。
同志社大学工学部情報システムデザイン学科卒業。京都市立芸術大学大学院音楽研究科修了(音楽学)。令和6年度京都市芸術文化特別奨励者。
Yuki Nakagawa: Musician and cellist based in Kyoto and Mie.
He is self-taught in the cello, from which he has developed his own compositional and performance style. While using the 'cello', which is said to be closer to the human 'voice', he also uses a special technique in which the cello is used like a percussion instrument, and performs with a self-made bow.
He has a long history of interaction with other forms of expression such as theatre, contemporary art and dance, and continues to provide music and joint performances for various groups and artists.
In 2022, the Duo project 'KAKUHAN' with musician Koshiro Hino has started.
過去のプロフィール|Old Profiles:
1986年生まれ、三重/京都在住。作曲、演奏、演出を主にチェロを使用して行う。 チェロを演奏し広い意味での「声」をその楽器から引き出すこと、またチェロに物理的に打撃を与える打楽器的演奏や自作の弓を使用した特殊奏法など駆使し、それらの音から時間の上に様々な状況を創り出す。 音楽以外の表現形式との交流も長く、様々なアーティストのサポートや音楽提供、共同パフォーマンスも継続して行っている。 また近年では、ライブ/コンサート活動と並行して、自身がかつて使用し破損したチェロが、改造を施され自動で演奏を行うインスタレーション作品製作にも取り組む。
近年のコンサート活動として、「ここでひくことについて(2019)」@京都芸術センター、「アウト、セーフ、フレーム(2020)」@ロームシアター京都サウスホール(ロームシアター京都×京都芸術センター U35創造支援プログラム“KIPPU”)。またサウンドインスタレーション(展示)+パフォーマンス作品として「Autoplay and Autopsy(2021)」@UrBANGUILDなどがある。
Yuki NakagawaBorn in 1986, Yuki Nakagawa plays and performs using the cello, electricity, and variousrecorded sounds. His work explores the themes of measuring the “distance” that exists betweenthe act of performing and the sound that appears through that act, and investigating how theself can exist “there/here” while playing (as well as quick wit regarding this). Through the act ofperformance, he reflects on the attack on music that contradictory acts (measuring the distanceabout oneself, by oneself, by moving) emit and the attack (that is, the response) from music.Alongside his solo career, he also performs as a band, creates music for stage performances bythe likes of Karasuma Stroke Rock, and collaborates with other artists.
演奏と演出をチェロ/電気/適当な録音を使用して行う。演奏行為とそれによって現れる音のあいだに在る「距離」を測ること、また「演奏をしながら自身がそこ/ここでどのように存在するか」を問うこと(またそれへの頓智)をテーマとする。矛盾した行為(動きながら自分で自分についての距離を測る)が発する音楽への襲来と、音楽からの襲来(応答)について。ソロと並行して(中川裕貴)「、バンド」活動や、烏丸ストロークロックを代表とする舞台音楽、その他アーティストのサポートもいくつか行っている。
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